ペットシーツ談義でTLが燃えてたらしいですが色々諸々可笑しくて傍でわらけてました。


言い方がどうとかどういうつもりで言ったとかそういうのはもう当人の意地と何に張ってるか分からないプライドの問題なのでどうでもいいですが「ペットシーツダメ!」を客観的に見て断言調でのたまった断片的な情報に対して思うところがあったので個人の経験則を踏まえて色々書きます。


◆以下、個人的な見解◆


・ペットシーツ使用で想定されるトラブル

よく聞くのは「蛇(特に大蛇系)がペットシーツを誤飲した」というトラブルでしょうか。
これは実際にそこそこ起こっているトラブルらしく、原因の多くは「餌の臭いが染みたペットシーツを飢えた蛇が飲み込もうとした」というところかと思います。
多分冷凍マウスか何か与えた時にマウスの血が付着して~とか、置き餌したときのマウスの残り香が~とかでしょうね。
あと調べてみると給餌のときにマウスに飛びついたつもりが外してペットシーツに咬みついたというケースもあるようです。

これは確かに「ペットシーツ(サイズ・質的に厄介なもの)を誤飲した」という点で、蛇の命を脅かしかねない重大な事態です。

が、床材の誤飲は上記の要因以外のケースでも往々にして起こり得ます。

与えたマウスが濡れていたりしたら、ウッドチップなんかでマウスがミノムシみたいになってしまうこともあります。
また、ペットシーツで誤飲を起こし得るトリガーは他にキッチンペーパーや新聞紙等で同様のことが言えます。

補足ですが、大蛇系は野生下では誤飲しまくっています。葉っぱなり砂なり木屑なり。
画像検索してみると色々出てくると思います。


私は「ペットシーツだから特別誤飲が起き易い」ということは断じてないと思います。
が、「ペットシーツだから大事になる」というのはあると思います。
そういう点で「ペットシーツはトラブルが起きた際はリスキーである」というのは言えると思います。
「だからペットシーツはダメ」と言ってしまうと、私はそれには異を唱えたいです。

何故なら、ペットシーツで起こり得る誤飲のトリガーは飼育者の不注意や怠慢に拠る部分が大きく、ペットシーツの欠点として論うのは適切ではないと思うからです。
通常、ペットシーツを敷いているだけで蛇が特段に餌と誤認・餌として興味を示すということは考えにくいです。
そうさせてしまうのは給餌に際してそのような接触があるからではないでしょうか。

私もボールパイソンの飼育にペットシーツを使っていますが、マウスの血がシーツに付着して「あ~臭いついたかな~…誤飲とか大丈夫かな~」とモヤモヤ気になったことがあります。
モヤモヤ気になったのでそのペットシーツは交換しました。
そして今日に至るまでペットシーツの誤飲は一度も起こしていません。
問題はそこで収拾がついてるんですよね。

実際に誤飲を起こした人はペットシーツとマウスの間で接触があっても「誤飲とか聞くけど、これくらいなら大丈夫だろ~」と交換を怠ったりしたんじゃないでしょうか。
ペットシーツは決してコスパのいい床材とは言えません。ので、例えば交換したばかりのペットシーツに給餌でマウスの血がついたなんてときに交換を躊躇ってしまう人もいるかもしれません。
ifの話をしていても埒は明きませんが、万全に気を遣っていたのでしょうか?

現にうちではその点を気をつけて何らか措置をしているおかげで現状誤飲は起こしていません。

ペットシーツだからダメという問題ではなく、人災ではないでしょうか。



また、今回他に挙がっていたトラブル例は「ペットシーツの吸湿性が原因の過乾燥に拠る脱皮不全」というものです。

ハッキリ言います。アホか。

それこそただの怠慢です。
というか、ペットシーツを使って過乾燥が要因で脱皮不全を起こしたと云うのであれば、それは「自分で選んだ床材を踏まえた上で適切な環境構築を行えず、その怠慢・技術不足の責任をペットシーツの性能に転嫁している」という飼育者が恥知らずもほどほどにしておけというような幼稚なお話です。

爬虫類飼育の肝は環境構築です。
当然どのような素材や器具を用いるか、それぞれの特性は、それらがどう作用し合い、どのような環境になるかというのは飼育者が何をおいても気を遣うべきことです。
「ペットシーツには過度の吸湿性がある」と言うならその吸湿性を踏まえた上で湿度管理を行えていなければまずお話になりません。
「ペットシーツを使ったら思ったより乾いた!」のであれば、加湿すればいいだけです。
「指をくわえて見過ごして脱皮不全を起こしたけどペットシーツが悪い」?

ガキか。

そんな輩が「ペットシーツはダメだ」なんてほざいて評判を落とされたらア〇リスオーヤマなんか堪ったもんじゃないですよ。
まぁそんな輩が何をどうしてようとどうでもいいのですが、うちでも愛用しているペットシーツの名誉のために補足させていただきます。

・ペットシーツにはさほど吸湿性はありません。
字の通りです。
他に床材として用いられる素材で云えば、新聞紙や木屑系の方がいくらか吸湿性があります。
ペットシーツは吸湿性が~とか言う飼い主さんがどんな床材を使っているのか訊いてみたいです。

・が、一方で吸水性においては圧倒的に優れています。
床材として流通しているあらゆる素材や新聞紙・キッチンペーパーなどは水を吸いはしますが、即座に吸水しないために糞尿が溢れてしまうケースなどがあります。
ペットシーツでは吸水スピードと漏れ防止において他に類を見ないものを持っているので、機能面ではとても優れていると言えます。

・よって、処分しやすい。
処分、交換がしやすいというのはメンテ効率の面で重宝するメリットですね。

・また、吸水した水分を適度に蒸発させ、そこそこの濃度で湿度均衡を保ちます。
そもそも湿度は単に水分量だけでなく温度なども関係してきます。
適切な温度と湿度の開始時点を保てていれば、ペットシーツに因って過乾燥が起きるということは考えにくいです。
あとはケージそのものの通気性ですかね。


が、ペットシーツは見栄えは決してよくありませんね。
なので、レイアウトに凝る方は避けられるかと思いますが、今まで見てきた例からレイアウトに凝っている人が凝っている分適切な環境を構築できているかどうかは別の話だと思っているので、ペットシーツを使っていない方も自分のところの環境構築は省みる必要があり、むしろシンプルに組んでいる人よりもこまめな経過観察が必要だと思います。

あと、脱皮不全の原因は一概に過乾燥だけというわけではありません。
過乾燥でも当然起きるので、それこそ当たり前に気を遣うことだと思うんですけどね。
それでも脱皮不全を起こすのならば個体の健康状態が悪いか飼い主の環境構築がなってないかという話です。

ペットシーツが醜悪な床材であればこんなには流通しないしこんなには愛用されないんですよね。
当然あらゆる床材は一長一短、それぞれのメリットとデメリットがあります。
だから幅があってそれぞれ適切に使い分け、有効に使用するのが飼育者の義務です。
「ペットシーツが悪い」のではなく「ペットシーツを適切に有効に使えない自分が悪い」です。
そういう謙虚な考え方ができなければ飼育者として成長できないと思います。
また「~~は悪い!」と端的に言える人のその言が信用に足るものかどうかについても、言葉尻をよく聞いて見定める必要があると思います。
私の言葉も同様に。
まぁそれも、どれもこれも、私の個人的な見解なんですけど。